MILAiS 利用規約 (2011.4.12版)

この文書の位置付けと効力:
本利用規約は,九州工業大学飯塚キャンパス内に設置されたインタラクティブ学習棟およびN301に開設された学習室,設置された設備や施設(以下,あわせて「教室」と表記する)を利用するにあたり,利用者が守らねばならない規約を定めるものである.規約を遵守し履行できない場合は,教室の利用禁止や立ち入り禁止,即時退去などの措置をとることがある.


1. 「教室」の位置付け

1.1 実験施設としての運用

「教室」はMILAiSプロジェクトが管理するものであり,グループワークを中心とした学習環境のあり方についての研究を行う実験的な施設である.「教室」の利用は原則として学習環境についてのMILAiSプロジェクトの研究の一環であり,学生へのサービスではない.また,従来型の授業の環境を一般的・普遍的に提供するものではなく,公共の利用のために開放するものでもない.福利厚生施設でもない.

1.2 授業利用の優先と自習利用

「教室」で授業が実施される時間は授業利用を最優先とする.
それ以外の時間帯は,3.節で示すようにあらかじめ利用を願い出て許可を受けた上で,利用許可を受けた範囲で自身の学習のために「教室」を利用してよい.複数人での活発な議論や共同での学習が期待される.このような利用そのものが実験的な試みとして研究対象となる.

1.3 利用許可の取り消しと処分

後述するネットワークの利用を含む,「教室」の利用の状況について,利用者が本規約を遵守していないとMILAiSプロジェクトによって判断された場合は,該当する者の「教室」の利用許可を取り消す.著しい逸脱が見られる場合は,該当者に対する停学や退学などを含む処分を行うよう,大学当局に対して勧告する場合がある.


2. 「教室」の利用内容

2.1 行動の制限と基準

「教室」の利用において,技術的に可能なことがすべて許容されているわけではないことに注意し,MILAiSでの研究を妨げうるような利用や目的外の利用を行ってはならない.利用者が「教室」を利用する際,その行為が制限されるかどうかの最終的な判断はその都度個別にMILAiSプロジェクト側で行う.

2.2 利用可能時間

基本的な利用時間は大学の稼働日の8:30-18:00とし,それ以外の時間帯は電子錠などによって「教室」を施錠する.


3.「教室」の利用許可

3.1 利用の申請

授業以外で「教室」を利用しようとするものは,あらかじめ利用誓約書を記入しMILAiSプロジェクトに提出し,MILAiSプロジェクトより許可を受けなければならない.許可を受けていないものの「教室」の利用は不正利用と見なし,以降,「教室」への立ち入りを禁止するなど,利用を中断させることがある.

3.2 研究協力義務

利用誓約書を記入し,許可を受けて「教室」を利用する者は,MILAiSプロジェクトの実験への協力を承諾したものとみなし,「教室」の利用の過程を記録されることや,個別の承諾なしに利用されることに同意したものとみなす.その他,MILAiSプロジェクト側から研究や実験に必要な協力を求めることがあり,可能な限り協力することが望まれる.

研究データとして,また,防犯や広報などプロジェクト遂行上の必要に応じて,MILAiSプロジェクトが「教室」利用者の振る舞いを映像や音声などの手段によって記録し,個別の許可なく利用することを承諾しなければならない.

また,「教室」の内部に設置したネットワークカメラの映像や音声が九州工業大学のネットワークに対して公開されることを承諾しなければならない.ただし,公開される撮影内容は単に人間がその都度教室内部の状態を見て把握することだけを目的としており,その他の目的のために保存されたり再送信されたりするものではないこととする.

3.3 利用許可の有効期限

利用の許可は定期的に失効する.失効のタイミングは別途運用を通じて定める.期間によって失効する一週間前より,あらかじめ延長申請を行うことができる.利用許可が失効してなお「教室」を利用したい場合は,再度利用誓約書を記入し,許可を得る必要がある.ただし,立ち入り禁止などの処分が下されている場合は許可されないことがある.

3.4 利用許可の取り消し

「教室」の利用許可は期間以外の理由でもMILAiSプロジェクトによって取り消されることがある.


4.ネットワークの利用

4.1 ネットワーク接続と教室利用

「教室」では,学内のネットワークへの接続を提供する.この接続は教室の利用と一体のものとして供されるものであり,「教室」の利用を許可されていない者が利用することはできない.

利用者のネットワーク利用許可は,MILAiSプロジェクトの独自の判断によっていつでも取り消されることがある.利用者は,各種法令や九州工業大学の定める各種規約に準じた利用が求められる.たとえばP2P技術を利用した犯罪が問題となることがあるが,これは法令に反しており,また,九州工業大学の定める規約にも反する.こうした悪質な利用は特に「教室」の利用許可取り消しにつながる.本規約に反する場合も同様である.

「教室」の外からのアクセスを目的として,利用者が教室内に独自のサーバシ
ステムを常設して運用することを原則として禁止する.

4.2 持ち込み機材の利用

「教室」の提供するネットワーク接続サービスには,あらかじめ届け出た個人所有の機材を接続することができる.

個人所有の機器の利用に先立ち,MACアドレスやデバイスの機種などの情報をMILAiSプロジェクトに提出した上,その機材がMILAiSプロジェクトで別途定める基準を満たす運用を行っていることの認証を受け,個々のデバイスごとに許可を得なければならない.たとえば非純正ファームウェアに書き換えたデバイスの接続は原則として許可されない.

MILAiSプロジェクトはいつでも,持ち込み機材の利用許可を取り消すことができる.
MILAiSプロジェクトはいつでも,持ち込み機材の利用を強制的に停止し撤去し廃棄することができるものとする.またこの際,機材を適正に扱うことを保証しない.MILAiSプロジェクトが緊急であると判断する場合には,持ち込まれた機材を破壊することも含む対応をすることがあることを承諾しなければならない.

4.3 無線ネットワークへの接続

「教室」の利用者は,各自があらかじめ認証を受けた機器について無線ネットワークへの接続を設定し,無線ネットワークへの接続を行うことができる.このとき必要となるSSIDや暗号鍵などの情報は,スタッフに発行を申し出ることとする.

SSIDや暗号鍵は不定期に更新されることがある.接続に必要な情報はスタッフから得ることとし,「教室」の利用者間での伝達は禁止する.他者の機器への設定の代行も禁止する.利用者間での貸与や一時的な譲渡による所有権の移転も認めない.

モバイルルータなどを利用したネットワーク接続の共有も原則として認めない.利用したい場合は別途スタッフに相談して許可を得ることとする.

無線ネットワークは予告なく遮断されることがある.
「教室」をオープンキャンパスなどのイベントで対外的に利用する場合には,その期間に予めサービスを運用するかどうかを決定する.

4.4 有線ネットワークへの接続

各自が自分で自分の持ち込む機器を有線ネットワークへ接続することができる.接続に必要なケーブルやスイッチなどは原則として各自が用意するものとする.

有線ネットワークは予告なく遮断されることがある.
「教室」をオープンキャンパスなどのイベントで対外的に利用する場合には,その期間に予めサービスを運用するかどうかを決定する.


5.研究とプロジェクト運営への協力

「教室」は新しい学習環境のあり方を総合的に検討するための研究施設であり,利用者の実態もまた研究の対象となる.そのため,MILAiSプロジェクトから利用者に対して,研究への協力を求めることがある.利用者は可能な限りこの協力に応えるべきである.


6.飲食の許容

長時間の学習のために,「教室」の運営を妨げず,かつ,汚損の危険の少なく,他の利用者の迷惑にならない範囲で,飲食が許容される.

飲食に際しては十分に注意することが求められる.許容される範囲とはスタッフがその都度判断する.一例をあげると,においの強いもの,廃棄の困難な汁物や麺類,調理の必要な食品などは避けなければならない.

飲食を行わず,単に荷物の一部として食品を持ち込む場合であっても,周囲の迷惑になるとスタッフが判断した場合には,退出を命じる場合がある.

ごく少量の場合を除き,食べ残しなどをゴミとして「教室」内のゴミ箱に投棄してはならない.


7.その他

本利用規約および関連する規約に定めのない教室の利用に際しては,その都度MILAiSプロジェクトのスタッフが個別に判断し,その判断に従わなければならない.